『のぎえいご』のレギュラー陣が卒業ということらしく。

レギュラー陣とは、能條愛未北野日奈子川後陽菜和田まあやのことを指します。素晴らしくバランスの取れたバラエティーメンバーだと思います。
残念だなあ……という印象がまずありますよね。乃木中よりも純度の高いバラエティー番組だっただけに。まあ、終わるわけではないのでリニューアルをするという感じですか。

個人的な時系列としては、

46時間TVで、まあやが「芸能人ゲストに鈴木拓さんを呼んでほしい。一緒に番組をやってたので」という発言。

過去形だったのが気になりましたが、まあやの言葉なので気にも留めてませんでした。

のぎえいごツイッター「番組の最後で大事なお知らせがあります」

このツイートを見て、まあやの言葉を思い出して、最初に思ったことは「あ、番組終わるな」でした。元々かなり狭い層しか観られない番組でしたから。TBSオンデマンドも終わることで、なにかしらTBSも改変する時期に来てるんだなとドキドキしながら予測してました。

番組ラスト「3人が乃木えいご卒業!」

えっ、「卒業」なの……? う、う〜ん……。



個人的に色々考えてしまうので纏めてみようと思います。
まず、番組形態がどう変わるのか。

①番組の形は変わらず、メンバーだけが変わる。

②番組の形もメンバーも変わる。

自分は②が良いような気がします。①だとメンバー選考から色々言われるでしょうし、前任の3人といちいち比べられるのはリスクとして大きいかなと。それでも①にするなら北野は残して、2期生から相楽か渡辺みり愛。3期生から大園、中村辺りを入れるのが得策でしょうか。
ただ、HPの次回予告レギュラー陣が番組を卒業。とあるので北野も卒業なのかなとは思うんですが、それもつらいですね。ゲストとかで出てもらってカバーしてあげないと。
多分、全員が2期生になることはないと思うんです。今までの流れからして。2期生と3期生がどのくらい近い距離でいるのか分かりませんが、3期生と1期生を見るとお互いが気を使って見づらいグループに変貌するので、2期生と3期生もあまり変わらないような気がします。なので、全員が3期生メンバーというのが有力ではありますね。3期生も3期生で、先輩がいないときの方が伸び伸びやってるので全員3期生の方が本人らも良いと思います。
でも①をやると前任者と比べられるのが厳しいですよね。多分、アイドルバラエティーによくある関係性の笑いに終始するのかなーと。純度の高いバラエティ性は薄れるような気がするんで②の方が良いと思うんですよね。でも①っぽくなりそうなんですよね〜。ここら辺は来月の放送を待つしかないんですけど……。




ここからはちょっと愚痴になるんですが。別に卒業する理由ないんじゃないかと。
ちょっと理由を探しても見つからないんですよね。
「3年間やって成長が見えなかったからしょうがない」というコメントを目にするんですが、ホントにそう思ってる?っていう。
成長を目的とした番組だったらメンバー編成の時点でおかしいですし。CSですし。月1番組ですし。二月に一本位の収録ペースでしょうし*1それで「成長」を見込まれても……っていう。実際、北野とかはちょっとはレベルアップしてますしね。四人が補い合いながらやるのが良いところでもあると思うんです。北野がいなくなってからより「成長してない話」が挙がるようになりましたが、それだけ突き抜けた明るさ元気さを持っていた北野は『のぎえいご』に貴重な存在なんですよね。
となると、局側の理由というのが浮上してくるんですよね。TBSオンデマンドも終了しますし、局内で色々起こってるのかもしれません。ただ、繰り返しますがCSなんですよね。そんなBSを越えた遠くにまで及んでくるとも思えまないんですよ。局の都合だったらキリ良く3月で卒業するのが通例だとは思うんですが。
制作会社の都合があるかもしれませんが、そこまで見通せるものは特にないですし。

そうなってくると乃木坂側の理由というのが一番納得できる理由なんですよね。既存の枠に新しい血を入れて、人気を拡大したい。みたいなことです。
ただそもそもの話、新しい枠作れないの??っていうのが正直な思いでして。
前回の記事、前々回の記事を書いていても思ったんですが、乃木坂が所属しているのが音楽事務所で芸能事務所でないことが、グループ全体としてテレビに出ることができない大きな理由の一つなのかなと思ったりもするんですよね。
だからグループは大きくなっていくのに枠は小さいままなので、溢れる人がどんどん増えるという、結構な悪循環だと思うんです。もし仮に3期生が『のぎえいご』に入ってきたとして、3期生って人気あるんじゃないの? と。乃木坂ってトップアイドルじゃないの? と。そう思っちゃいますよね。だって新しい枠を作れないんですもん。
結局、乃木坂も大した人気はないんだな、というのが素直な思いですよね*2。けやき坂が『けやかけ』から離れて新しく番組を持つことが決定しましたけど、その前に乃木坂の枠が増えると思ってたんです。増えるか、『乃木中』の枠が拡大すると思ってたんですけど、基本的に自分たちが出る枠を拡大しようという考え方がないみたいで、結構ガックリきてました*3でも人数はさらに増やします*4人数を増やしていく中で、その大所帯のグループを運営していくビジョンがあるのか不安になるんですよね。20枚目の選抜発表も一人一人のスピーチをする時間が1分あるかないか位の時間で、番組として成立してるのか、そこに気になっちゃうんですよ*5。まあ、最近は選抜アンダー3期生ごちゃごちゃで番組作ってるので去年の年末ほど歪な構造には見えないんで多少安心なんですが、だからこそアンダーアルバムが発売した時に……。っていう話は何回もしてるので割愛しますが。
白石のRay専属モデル卒業、競馬番組卒業と並列に捉えてる人もいるんですが、微妙に違うのかなと。専属モデルに関してはモデル世界のことがよく分からないんですが、もっと幅広くファッションの仕事をするための卒業なのかなと。競馬番組卒業も同じだと思います。もっと上の時間帯に出るべき人間でしょうし、あんなに写真集を売り上げたんだから色んな番組や役者の仕事をする時期に来てるのでは、と推測できるんですが*6
じゃあ、『のぎえいご』を卒業したメンバーに次の活躍の場を作ってあるのかといったら、微妙なんですよねえ。来月の放送に期待したいんですが……。スタッフや安河内先生、鈴木拓さんのモチベーションが下がらないか不安です。プロですし大丈夫だとは思いますが。

ここからちょっと妄想なんですが。乃木坂を見ていて二つの派閥が思うんですよね。一つはとにかく人気を優先させたい派。もう一つは能力と人情を優先させたい派。
『のぎえいご』に北野がいたり、『沈黙の金曜日』の永島の後任を中田にする采配っていうのは、凄い見事だと思うんです。それは能力を優先させたりする派の仕事ぶりなのかなーと思ったりします。
もちろん商売なのでお金儲けはしなければいけないんですが、最近はそれが外から見ていても見え過ぎるんですよね。スタッフさんも足りてるのかな、とかいらん邪推をしてしまいます。

まあ、『のぎえいご』のレギュラー陣が卒業して新しいメンバーが加入して、だんだん慣れていくんでしょうが、でもそれが本当に今やるべきことなんでしょうか。不思議です……。早期退職を促してるみたいで気味悪いんですよね。

*1:収録中にそんな話が出たり、未公開放送がそれなりにある

*2:メディアに踊らされてるだけだったのか……

*3:もしかしたらバナナマンさんとの兼ね合いもあるかもしれないですけど、それにしたってもったいない。

*4:坂道合同オーディション

*5:新内もっと喋りたいんじゃないの? とか

*6:今後の予定次第でしょうが、衛藤もそれに近いのかなと