【シリーズ第一回】最近、乃木坂46にハマった人間が今の乃木坂46を見ていて思ったこと。【一期生を中心に】

最近、乃木坂にハマりました。というより、今もハマっている最中ですかね。
5月くらいに興味を覚えて今に至ります。ただ熱しやすく冷めやすいので、いつまで続くんだろうという感じですが。
自分がアイドルにハマるかー、というのは意外でした。サブカル好きではありますが、マイノリティでもありますし、今人気がどんどん上がっている(いわゆる上り坂を駆け上がっている)乃木坂にハマるというのは意外でした。
でも、なんかアイドルも面白いなーと思いました。色んなキャラクターがいて。そして、その関係性とかも人の数だけあればそれだけの数、関係性があって楽しいなと思いました。どこかアイドルらしくない、というのが自分的には合ってたのかもしれません。キャピキャピしてるわけでもガツガツしてるわけでもない。わたしがわたしが――みたいなタイプがいるようには見えませんでしたし。その辺りのよく言われる清楚な感じというか、おしとやかな感じがハマったきっかけの一つにはあると思います。だから、NOGIBINGOのシーズン1を観ても、どこか漂うコレジャナイ感がありました。元々、芸能人になりたくてなった少女たちというよりかは、素人に毛が生えたような初々しさがありましたし、どこか謙虚なんですよね。だからキツいドッキリや罵り合いのようなプロレスはあんまり合わないんだなと。(そもそも公式ライバルだからといってAKBと同じことしてどうするんだというツッコミはありますが)同じようにプリンシパルも彼女たちのパーソナリティな部分とは合わないだろうということは容易に想像できました。
グループ結成時から観ていると、一期生、二期生、三期生、それぞれのキャラクターを知るごとに、好きになっていくのは一期生のメンバーになってしまうんですよね。

なので、今回は一期生を中心に語って行きたいと思います。
まあ、なにはともあれ今の乃木坂を作ってきたメンバーです。生まれも育ちも個性も違う33人。今は○人ですが、最近ハマった自分から観てもこのメンバーへの思い入れは強いです。それは選抜だろうとアンダーだろうと変わらないです。

一期生の立場って揺るがない部分もあると思うんです。立ち上げから苦労してきてメンバーも辞めていったり卒業していく中で残っているのが今の面子なわけですし。しかも特に初期なんて全盛のAKBと比べられてたわけですし、『悲しみの忘れ方』を観ると、生駒の頑張りや一生懸命さというのは心を打つものがあります。アンダーメンバーは今のようにライブ活動をする機会があまりありませんでしたし、選抜だろうとアンダーだろうと辛かったことは多かったと思います。そうした文字通り苦楽を共にしてきたメンバーだからこそ、メンバーそれぞれへの愛情や乃木坂への想いというのは人一倍にあると思います。だからこそ応援している人間も感情移入していまうんですよね。今年で5周年ですけど、紅白落選もありましたし、数え上げれば沢山のドラマがあります。そして、その積み重ねが今の大きなグループとなった乃木坂を作り上げたと思うんです。そういう意味でも一期生は偉大ですし、ファンからの信頼感も厚いですよね。
二期生が入ったときに乃木坂の方向性はハッキリと決まったような気がします。つまり、二期生の加入後も三期生、四期生、五期生が入っていって「乃木坂」というグループが一つのコンテンツになっていくことが決まりました。ただ、それが少し勿体ない気がするんです。というのも今の一期生を観ると個性がバラバラで、舞台やモデル、バラエティと多方面で活躍しているメンバーがいて、そのメンバーが集まった時のワクワク感というのはかなりあります。
そんな先頭を切っている一期生は、二期生が入ってきたときにそこまでの力があったかと言われれば微妙なんでしょうか。当時の乃木坂にはフレッシュさや新しい風が必要だと運営さんは判断したんだろうと考えれば納得はできますが。
二期生が入ってきた大元の理由としては、いつか一期生が卒業した時に世代交代として二期生や三期生がいるというのが真っ当な考え方なんでしょうが、それもどうなんだろう?と思っちゃいます。去年、SMAPにハマってたと自分としてはアイドルが卒業する意義が分からないんですよね。女性アイドルにおけるアイドルとしている期間?というのは夢を探す途中や今後やっていきたい事を決めるための時間なんでしょうが(例えば卒業して女優やモデルを目指す)、それはアイドルをやりながらでもできることだと思うんです。ジャニーズの方々を観るとアイドルという枠組みにこだわらない年の取り方、そして年齢を感じさせない活躍をしていて、なんで男性アイドルと女性アイドルでこうも違うんだろうと今ようやく感じ始めました。そういうことを感じ始めると結局はファン層の違いってことになってくるんでしょうか。男性ファンの浅さと女性ファンの深さと言うべきなんでしょうか、ただそこまで行くと、もう女性ファンの愛の深さは「母性」としか形容できないんですが(笑)。
これからもし仮にどんどんと卒業していって、新しく変わっていくメンバーが当時の曲を歌ったらどんな感情が生まれるのか分かりません。カップリングやアルバム曲などだったら心理的にも納得できるのかもしれませんが、表題曲まで変わっていた場合、その光景を楽しめるかどうかは難しい気がします。そういうことを考えていくと
昔から今でもモーニング娘。とかを応援し続けているファンは凄いんだなーとかも思ったりしました。
40代でだって美しい女優さんはいるでしょうし、そんな女性グループにだってなれるでしょう。まあ、体の調子が悪かった、自分の目標を見つけて卒業していくと誰もいなくなっちゃう未来もあるから二期生三期生を加入してるんでしょうが……。最近ハマった人間としては、今の人気を目の当たりにしてるので、一期生だけで選抜メンバー、アンダーメンバー、歌う曲によってフォーメーションやセンターがコロコロ変わりながらメンバーそれぞれが存在感を増してグループを大きくしていく未来もあったのかなーと思ってしまいます。
最近はメンバー各自の仕事が忙しく、握手会や乃木坂46としてのライブを欠席するメンバーが多くなっています。また、その欠席が批判されたりすることもりますが、そこは難しいところですよね。握手会を欠席するのは納得できますが、ライブに出れないのは自分でも寂しいです。いくら大所帯とは言え、代えのきかないメンバーはいるにはいるわけで。ただ、握手会ってそこまで必要なものなのかな…?とも思います。握手会がどれだけ乃木坂46の中で占めるのかは分からないですけど、そこまで重視する必要もないんじゃないかなーと。結局、AKBもやってますしね。(別に敵視してるわけではないんですが)同じことやってもなーと思ったりしてしまいます。確かにファンの数が少ない頃から握手会はやっていて、ファンの方との繋がりを感じることができる大切な場所というのも分かるんですけどね。専用劇場がないグループである以上、ファンとの関わり方はめったにないものなので、そこに重きを置くこともわかるんですけどねえ。でも結局、握手会人気がどうたらこうたら、と選抜とアンダーを測るステータスとして活躍するなら、いっそない方がいいんじゃないかとも思うわけです。
ここまで色々と言ってきたのには理由があって、やっぱりもっともっとアイドルを越えた存在になってほしいという期待があるんですよね。もっと大きなグループになってほしいというか。ただ最近ファンになった一人の意見でしかないんですが、でも、なれると思うんです。それだけの可能性を乃木坂46のメンバーは持っていると思います。だから、その先頭は一期生が引っ張ってほしいという思いがあるんです。