2015年4月4日 第4節 HOME アルビレックス新潟戦

お互いがお互いのスタイルがぶつかり合う見応えのある試合になりました。
前半の22分の杉本健勇選手の移籍後初ゴールも相まって4-1で勝利を収めることができました。
以下、雑感。

杉本健勇
初スタメンで、初ゴールですか。もってますね。杉本選手を見ていると、恵まれた体格を持っていて、でもそれだけではない足元の技術も兼ね備えていると。これは、期待をしない人はいないだろうなあと思いながら観ていました。ただ、賢くはないんですよねえ……。判断が遅いし、視野もまだ狭いかなと。大久保選手がフリーなのにパスを出さ(せ)なかったりと。ただ、言うほど身体能力だけでやっているわけではないと思うので、もっと成長して欲しいなと思いました。
たまに集中がフッと切れるときがあったので、それだけは止めてもらいたいなと。「健勇!」と言われているのは笑ってしまいましたが。

大島僚太
杉本選手と大島選手を足して二で割れば……、なんて想像をしてしまいますよ。いやいや、大島選手は今でも、もう立派な存在ですし、フロンターレのサッカーにはなくてはならないピースです。判断の早さはチームでもかなり早い方だと思ってます。それに伴う技術もですが。
今日の試合ではレオシルバにも物怖じせずに果敢に挑んでいました。何度かボールを奪われたシーンもありましたが、レオシルバを抜いた場面もありました。攻守に存在感を出していました。あとは、攻撃面で奇を狙ったプレーですね。そこが出てくれば文句ないと思います。
U23の試合が毎回固く固く勝利を掴みとるような試合なので、フロンターレに帰ってくると伸び伸びやっているような印象があるのは自分だけじゃないと思います。まあ、色々なところで色々なものを吸収してくれればと思います。
最終ライン近くのかなりの密集でもボールをもらいに行こうとパスを要求している姿は頼もしいです。まあ、なかなかパスはもらえてませんでしたが、それは当たり前でしょう(笑)。

70分台はファウルと共に会場がブーイングに包まれる場面が多くて、その最高潮が森谷選手がレオシルバに倒されたシーンだと思うんです。そこで両チームの選手が集まってくるわけなんですが、選手がたくさん集まる場所からそろそろと離れていく大島選手が個人的にツボでした。

大久保嘉人
シュートは2本。だけど、ゴールは2ゴール。見事な決定力でした。ゴールを決めるまでの大久保選手は難しいメンタルだったと思います。ボールはなかなか来ないし、ボールがきても収めようと思っていたら潰されて。ペナルティエリアでチャンスだと思ったら杉本選手からパスは来なかったりと。69分のエウシーニョ選手がカットしたボールが流れてしまって大久保選手は取りに行けば取れたんですけど、カットしたエウシーニョ選手も取れるんじゃないか、という場面がありました。大久保選手はエウシーニョ選手が取ってくれた方がチャンスに繋がるので、ゴール前に行くことを選択しましたが、結局エウシーニョ選手もボールを奪えずに、ボールはピッチの外に出て行きました。そういったシーンを観ていると、少し苦しい状況で余裕がないのかなとおもわずにはいられませんでした。
ただ、そこでゴールへの意識が薄まらないのが、さすが二年連続得点王だと思いました。どんな状況でもゴールを諦めていないんですね。さすがでした。シュート場面はどちらも同じ場面からのシュートで一本目がファーで、二本目がニアで、守田選手もどっちに来るのか迷っているようでした。
三好康児選手の交代シーンでは、最初は歩いていたんですが交代するのが公式戦デビューの三好選手だと分かると走って走ってピッチの外に出るようにしてるように見えました。だとしたら、男気あるなと思いましたよ。


もう少し三好選手を観たかったというのはありますが、交代で入った武岡優斗選手はアシストで追加点に絡んだので、あまり言えませんね。風間監督の采配ズバリですね。ただ、武岡選手は山崎亮平選手に結構やられていたので、あそこを抑えてくれれば……というのはあります。ああいう小刻みなドリブルというのは、止めにくいんでしょうかね。ただ、開幕戦と第2節と、あと少しでアシストという場面があったのでようやくのアシストおめでとうございます。
個人的には車屋紳太郎選手がサイドの守備を頑張っていて、よく踏ん張っていた印象です。谷口彰悟選手は新潟のプレッシャーがキツい時にボールの出し入れに参加していて、谷口選手がいなければ試合の組み立てはできなかったと思います。

この試合で改めて思ったのはボランチの二人が鍵であり、心臓であり、中心なんだなと。だから、そこを含めた後ろでの試合の組み立てというのが、守備も含めてかなり大変なんだなと思いました。


P.S.
新潟の川口選手はカメラに映りすぎ(笑)。