ブラジルW杯個人的ベストイレブン

もうW杯が終わるとは、なんだかあっという間。6月13日に開幕したわけだから、1ヶ月間だったわけだけど、やっぱりあっという間だな。普段ヨーロッパリーグを観ていない自分にとっては、初めて知る選手や改めて名を聞く選手、初めて知る選手にはそのプレーに驚きの連続。改めて名を聞く選手には凄さの再確認ともっとできるだろと思う選手も少なくなかった。
個々の試合のレビューもしようかと思ったけど、ベストイレブンを出して総括的に纏めようかと思う。
さっそく、妄想ドン!

ちょっと攻撃的すぎるかもしれない……(笑)。
ルールとしては、ベスト8以上に進出したチームの中から選出。でもこう見ると、ベンゼマとハメす君以外はベスト4の面子なのである意味では固いチョイスかもしれない。
個人的に好きな応援しているチームがフランスなのでベンゼマはトップに。最初は1トップにしようかと思ったけどカウンターできるし、大会の選手の中ではかなりキレキレだったロッベンとのツートップが面白そうだと判断。毛色も違うし色んな攻撃の形ができるんじゃないかと。

その一列後ろは南米軍団。しかも三人ともにエースナンバーという。ただそれだけ(笑)。まあ、三人いればなんとかなるでしょ、三人寄れば何点でも獲れる。フィーリングも合うだろうし、サイドの二人がディフェンスできるかが心配なくらいだけど、精一杯走ってくれるだろう。ハメス・ロドリゲスは大会6ゴールもしてるのに、本職はパサーと実況していてぶったまげた。パサーなのにあのドリブル、ボールタッチのポテンシャルは南米出身だからなのか。それにしても上手かった。コロンビアは、ファルカオ君が大怪我をしなければどうなっていたんだろうとベスト8での敗戦を残念に思わなくもないが、それも結果論なのでやむなし。ハメス君からロッベンの裏にスルーパスというのも期待。

中盤の底がツッコミ所(笑)。マスチェラーノはオランダ戦の活躍で滑り込み。代わって外れたのがデヨング。じゃあマスチェラーノとデヨングのダブル潰し役を底にすればいいじゃないかと思われるかもしれないけど、そうしたら最終ラインと前線を繋ぐ選手がいなくなると思ったので。マスチェラーノもできるかもしれないけど、エジルに頑張ってもらいたい。エジルと前の三人、計四人でリズムを作り出してほしいと思う。
今回のドイツは決勝に進出するくらい強かったわけだけど、そのサッカーが魅力的だったかと言えば疑問符が残る(もちろんフランスが負けた言いがかりですハイ)。ドイツはポゼッションサッカーを志向していると思ってるけど、自分にはディフェンスのための手段にしか見えなくて、せっかくボールを回しているのに魅力がない。あとは個性が輝いていないように見える。アルゼンチンならメッシ、ブラジルならネイマールと、それぞれのチームはそれぞれのチームのスター選手を輝かせるようなチーム作りを行っていた。その上で、他の選手も個性を目立たせるようにしていたと思う。でもドイツは、魅力ある選手の飼い殺しだと思う。その最たる選手がエジルだと思う。せっかく技術がある選手が揃っているんだから、技術を前面に出してそれしかないようなチームは見ていて勿体ないと思う。準々決勝、準決勝と先制点をセットプレーで獲って主導権を握るその勝負強さは認めるものがあるけど。

最終ラインは三人。現代サッカーでスリーバックは遅れてるかも知れないけど、ここはネイマールとハメス君が最終ラインまで戻って時には5バックでディフェンスをする広島スタイルを試みたい。まあ、無謀と言えば無謀だけど。4バックなら右サイドはドゥビュシーまでは決まってるけど、やっぱり今大会はカウンターが多いからかサイドバックが全体的に目立たないかなと。だからの3バックというのもあります。
フンメルスは得点能力も買ってる。高さもあるし。チアゴ・シウバは最初から迷わず選定。今大会で一番驚いたのはチアゴ・シウバの存在だったかもしれない。ディフェンスを観てて凄いと感じるのは、一対一だろうと数的不利だろうと読みの良さでゴールを割らせずボールを奪うことにあると思う。チアゴ・シウバはそれが抜群だった。そして、そこからのボール運びも。常に冷静であるんだろうと思う。そして、冷静なのにキャプテンシーがある。これは凄い選手がいたもんんだと驚いた。その輝きに追って存在感を放っていたダビド・ルイスも選出。コロンビア戦のFKのような飛び道具もチームとしてはプラスに働くだろう。
今大会、嫌が応にも注目されたブラジルは全てのチーム中一番のバランス感だと思う。攻撃の要には至宝ネイマール、そこに力技のフッキと積極的なディフェンスのできるオスカルが変化を加えていた。そんな攻撃陣が目立つのも最終ラインからの安心感だったように思う。攻撃と守備の要が不在だったドイツ戦はベストメンバーで観たかったというのが誰しもが思うことだろう。ブラジルは個人が輝いてチームも組織的に魅力あることが、大会を優勝しても文句を言わせないチームとしての完成度を誇っていたと思う。が、終わったことは仕方がない。三位決定戦をどんな試合するのか楽しみだ。

キーパーはもう言うことはないだろう。やはりこいつが最後に立ち塞がるのだと。もっと嫌われても良いと思う(笑)。褒められ過ぎているから、ポジションもちょっとおかしいところに配置しておいた。

個人的にはこんなベストイレブン。少し攻撃的すぎるかもしれないけど、そっちの方が楽しいことには違いない。こうやって図を載せるだけで楽しめるのは結構好きだったりする。フォーメーション論や戦術論だけじゃ面白くないだろうし。決勝戦はどうなるか分からないけど、やきもきしてる間が一番楽しかったりするので、選挙の発表前のような気持ちを持って観たいと思う。


P.S
ベストマッチを選ぶとすると、オランダVSスペイン、コスタリカVSウルグアイ、オランダVSメキシコ辺りだろうか。アルゼンチンVSイランも痺れる試合だった。三試合中オランダが二試合ということは、このベストイレブンの監督はファン・ハールになるのだろうか(笑)。