「機動警察パトレイバー」実写版プロジェクト

監督が押井さんらしいですね。あ、総監督が押井守さんですか。

押井さんかー、というような感じですかね自分は。
パトレイバーファンにとって、押井さんって人には複雑な感情を抱きますよね。

初期OVAと映画を映像化してくれたのは押井さんなわけで。そしてパト1はみんなが好きなわけです。ロボットアニメファンも含めて。テレビシリーズも押井さんは参加して、4クールという長いクールをバラエティあるアニメにしてくれて、パトレイバーがより広がりを持って面白くなっていったように思います。自分が好きなのは、料理屋さんに出前を頼む回ですね。あれが印象的です。
ただ、パト2からが問題なんですよね。自分の場合はハードル上げ過ぎて観たんで、肩透かしを食らいました。元々、ああいう話作りは嫌いです。前回までは脇役だったキャラクターを主役級に上げる作品は好きじゃないんです。たとえ、そのキャラクターに愛や人気があったとしても。脇役は脇役でこそ輝いて、脇役は主役になれないから味があるんだと思っています。
それで、その後の「番狂わせ」、自分は読んでないんですがパトレイバーファンからは反応がよくなかたですよね。というか、最悪だったような……。
だから、パトレイバーの押井さんには複雑な感情を抱くんです。

かといって、自分は押井さんが嫌いじゃありません。好き嫌いでいえば、好きな部類に入ります。『攻殻』だって『イノセンス』だって面白いと思いますよ(まるでつまらないみたいな言い方だけど)。それよりもSACがあんまり面白くなくて驚きましたが。自分には合わなかったですね。
スカイクロラ』からの押井作品には触れてないんですよ。『ガルム』は観ようかなと思ってますが。だから、今回の『パトレイバー』は結構楽しみなんです。

今この時代に、押井さんがパトレイバーを使ってどんな物語を作るんだろうか、というのにはかなり興味があります。
来年の4月まで複雑な感情を持って、劇場公開を心待ちにしたいと思います。


機動警察パトレイバー 劇場版 [Blu-ray]

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たまにはアフィでも。
自分は旧音声の方が好きです。