今更、春アニメ感想

夏も夏ですが、春アニメの感想を書きたいと思います。


『彗星のガルガンティア
面白かったです。終盤はキャラクターを出し過ぎてゴチャゴチャしてましたけど、主人公とヒロインに焦点を絞ってたので楽しめました。キャラクターを無駄遣いしたくないって気持ちはわかるんですが、割り切ってもいいキャラクターがいたと思います。あのエビみたいな機械に乗ってた奴。
主人公の自分探しみたいな話だったので、最終回はもっと情緒たっぷり、余韻たっぷりにした方が自分は好きですね。やっぱりキャラクターを出し過ぎたので最終回で見せなくちゃいけない、視聴者へのサービスとして見せなくちゃいけないキャラクターが多くいたので嬉しい人は嬉しいと思うんですが、やっぱりそこがゴチャゴチャしてたかなと。
一話の完成度たるや。村田和也監督さすがですね。スピード感あり、落ち着くところはうまく落ち着いて……、導入の一話としてはあっという間に終わって、あれ、23分ってこんなに短いっけと思いました。一話ならバンダイチャンネルで無料で観れるかも。
あとロボ戦闘のコンテも良かったなあ。
虚淵さんもHPのインタビューで言ってたけど、監督の理想がはっきりしていたので作業し易かったと。大事ですね。当たり前だけどとても大事。
亀田さんの仕事ぶりにも目を見張りました。


革命機ヴァルヴレイヴ
あんまりネタ要素で観るのは好きじゃないんです。自分の好きなアニメをネタ要素で面白いって言われたら腹立ちますからね。ただ、『ヴァルヴレイヴ』だけはその視点で観なくちゃダメだろう、ということで。
基本的にキャラクターも薄いし、やってることも幼稚なんですけど、観てしまうという。まあ、アクションとか派手ですもんね。
松尾衡さんが監督やってることも信じられないですよね。しかも11話もコンテを切ってるという(内11話は寺岡巌さんと共同)。偉いなあ。にしても来るのが寺岡さんとか西澤晋さんだもんな。
ストーリー的に楽しいのはサブヒロインですよね。観ているうちに、これってサブヒロイン講座なのかなって観てました。こんな活かし方あるよーって大河内一楼さんが教えてくれるような。
ただ、物語の世界の広げ方がぶっ飛んでてそこに笑ってました。ラス前の話数の最後の引きがすごかったのに、その次の最終話でいきなり年月が飛ぶのには、やりすぎだろ!(笑) とか思いながら観てました。


気が付いたら、どちらも一応ロボアニメ。マジェスティックプリンスは観てないんです。観た方が良いんでしょうかね。
秋からはビルドファイターズ。長崎健司監督ですから、期待も大きいでしょうね。自分も出来るだけ観ておきたいですね。そのうちMADHOUSE出身の若手監督で記事を作るのもいいかもしれませんね。伊藤さんとか荒木さんとか出して。ただ、もう誰かがやってそうだなー。