順不同です。どちらかというと観た順かな。
『サマーストーリー』
『雨に唄えば』
『エイリアン』
『素晴らしき哉、人生!』
『荒野の決闘』
パブリックドメインになったもの、そして西部劇の名作からSFの傑作まで、幅広く観たような気がします。
どれも良い作品ですよ。メジャーからマイナーまで。
ネタばらしはしないようにはしますが、ちょっと訓練として「あらすじ」を書いてみようかなと思いまして、そういうのが大丈夫な人はぜひあらすじも読んでみてはどうでしょうか。
『サマーストーリー』
これは、ボーイミーツガールのラブストーリーですね。
舞台はイギリスで、おじいじゃんの回想から入ります。旅をしてる二人組がいて主人公が足を捻って、そこに偶然出くわしたのがヒロインというもの。主人公は彼女のことが気になりそこに一人で居残り、彼女を口説いていく。二人は付き合うことになるのだが、色々な障害が出てきます。そんな障害に二人はどうするのか……。
ヒロインの女の子が結構タイプの顔で（じゃないとラブストーリーなんて観ないよ）、主人公の芝居も良いし、台詞がない場面でも主人公らの感情が伝わってくるのがいいですね。
終盤にかけての盛り上がりが素晴らしい。
『雨に唄えば』
これはミュージカル映画なんですよ。しかも、名作。自分がミュージカル映画で思い出すのは、まず『ウエスト・サイド物語』。『ウエスト・サイド・ストーリー』ですよね。『ウエスト・サイド物語』ってなんで急に日本語が出てくるんだよ(笑)。だせえ。まあ物語もださかったですね。登場人物が悲しんでる場面から急に踊り出すのを観てから、ミュージカル映画に拒否反応を起こしました。しかも悲しい踊りじゃなくて飛び跳ねてるって……。その後に『巴里のアメリカ人』を観ましたけど『ウエスト』よりはよかったですね。ストーリーは微妙でしたが。
話を戻して。この作品はトーキー時代からサイレント時代へ移り変わる俳優たち群像劇。と、それに加わる主人公とヒロインの淡いロマンス。
この作品はストーリー的にはあまりふり幅ありませんが、ミュージカルでどんどんストーリーを引っ張ってるのが心地よい。しかも、明るくて楽しいし、それにコメディ要素も付属してるのが素晴らしい。
唄の調子も良くて、楽しいときには楽しく歌って、楽しそうに踊る。それが良い。だから、ミュージカル部分が飽きない。退屈にならない。
終盤ダレますが、全体的なムードが良いので、楽しく観れます。
『エイリアン』
鬼才リドリー・スコット、SF映画の傑作ですね。
あらすじはめんどうなので、割愛！
なにが素晴らしいかって、Wikipediaでの記事の充実度が素晴らしい。それだけ情熱的なファンが多いのは良いこと。
SFなんですが、ホラーであり、グロもある。なのにそれが映像美として纏まってるのが監督の腕なんだろうなと。
エイリアンが宇宙船で暴れ回る前の前戯が長いのも観て初めて知りました。
登場人物の配置が良くて、それによって起こる対立が人間ドラマを生んでいる。SFホラーで、どんどん人を殺していくのでも別に良いんですが、やっぱり少しのドラマがあった方が良い。もちろんシンプルなストーリーです。
スモークもくもく、光びかびか、目には悪い、悲鳴絶叫、耳にも悪い。だけど、それがたまらない。
『素晴らしき哉、人生!』
フランク・キャプラ、ジェームズ・スチュアートコンビの傑作。
あるクリスマスの夜に一人の男が自殺を図ろうとしている。それを止めろと使命を受けたのが未だ二級天使のクレランス。クレランスがとる方法と、その男の未来は。
モノクロ映画のなかで一番お気に入りな監督であるフランク・キャプラ監督。この監督の作品では『ある夜の出来事』『スミス都へ行く』なんかも好きな作品です。
この作品のすごいとこは、このタイトルに集約されてますね。観れば自分の人生に肯定的になれる。俺の人生無駄じゃない！ と。リアリティがないと言われてもこの作品の持つ力は素晴らしい。主人公の人生をしっかりと頭に入れておくとより面白いかも。
終盤のカタルシスの爆発は自分も声を上げたくなるほどの爆発。
『荒野の決闘』
ジョン・フォードの西部劇の名作。
集中力切れたので割愛。
西部劇でガンマンがドンパチやるのかと思ってたら、思いっきりスカされた作品。とにかくやってるのは人間ドラマ。ヒロインに思いを馳せる主人公がとっても淡く描かれてるのがいいんだ。男に見せる表情とのヒロインに見せる表情の違いが良くて、演技が上手いからそれをさらに際立たせてる。
それを広大な荒野を背景に撮ってるのが、西部の雰囲気を観客に味わせている。
西部劇ながらの色々な背景と、今も変わらない淡い恋心を描いた名作。
基本的にどの映画を観るかは、俺にとっての心の映画の先生のブログを参考に決めているんです。だから、注目するところとかは似てしまうのがしょうがないかなあとか思ったりしてます。
