本当は三話が終わったくらいに考えついてた記事ではあると予防線。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 』と『はたらく魔王さま』どちらも長いタイトルだ。
略称を忘れてしまったので、ここでは『やはり』と『魔王さま』でいってみようと思う。
『やはり』と『魔王さま』はどちらもラブコメ要素があるが、最近のラノベラブコメとは少し違う。従来のとは変わりないが、最近のアニメになっているようなものとは違う印象を受ける。
『変態王子と笑わない猫』はこの二つの作品に比べるとステレオタイプだ。まあ、従来のものに近いだろう。一、二話を観たところでは、スピード感を早めにしようとする意図があるのかなと思う。
『やはり』と『魔王さま』は主人公とヒロインの間が遠い。『やはり』に至ってはあるのかどうかすら怪しい。だから、ラブコメというジャンルで括っていいのだろうか(笑)。まあ、いい。
ラブコメにおいて人と人の距離感は一番気を使わなければならない。それが、主人公とヒロインなら尚更だ。
視聴者や読者はそこの会話劇を楽しんでるのだから。
遠すぎず、近づきすぎない間柄ってみんなが好きだと思う。
ラブコメって、結局のゴールは恋人同士になることなのかなと今思ったけど、そんなラノベは読んだことなかった。
最近のラブコメはハーレム物ってのも関係しているけど、距離感の詰め方が早過ぎる。人間関係、引いては恋人の関係がそんなに早くなるとは思えない。
『ソード アート オンライン』も結局はラブコメになってしまった。
『魔王さま』は「敵」というキーワードを使って近づけないようにしている。『やはり』はなんだろう、「人間関係」なんかがキーワードになっているような気がする。そういう主人公とヒロインの間にルールのようなものを配置することで過度に近づかないように配慮している。
手法としては昔々からあるとは思うんだけど、それが最近の近過ぎるラブコメのおかげで一周回って少しの新鮮味を与えてるのかなと思いました。
距離感の遠いラブコメはこれから増えるんでしょうか。それともすぐに縮めてしまうようなラブコメがまだまだ流行っていくのか。ラブコメなんて普段読まない自分がパッと書いてみた。